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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

002号

 風薫る5月。GWは沖縄も好天に恵まれ、思い切って店を閉め、命の洗濯とばかりにドライブや海水浴を楽しみました。お陰様で体中皮がむけちゃって(^.^;)。いい年をして女性が日焼けするなんて地元では考えられないようですが(沖縄では色白美人という言葉が健在なのだ)、やっぱり元東京っこの私は小麦色の肌に憧れちゃうのです (*^^*)。
  
 さて、先月に引き続き、今月は沖縄の豚肉事情を書いてみようと思います。毎日市場へ買い物に行っていると言うのに、なかなか撮影する事を忘れてしまうおっちょこちょいの私(^.^;)。先月号でお話しした『豚肉を積み上げて売るの図』を撮影して参りましたのでご覧下さい。ご出演は牧志第一公設市場の「二中前ミート」店主・照屋のり子さんです。
 冷蔵ケースの上に積み上げてあるのは三枚肉で、奥はAロースが積んであります。
 
「暑い沖縄なのに、冷蔵庫に入れないで大丈夫なの?」って思いませんか?最初は私もそう思いました。でもご安心を。公設市場の中はいつも冷房ガンガンで、特に真夏は薄着で入ってきた観光客は、しばらくすると寒気がするほど。しかも朝積み上げた豚肉は、夜の閉店頃にはちょうど売り切れる様になっている不思議。さすが長年の知恵でしょうか。公設市場の中にはこのような肉屋さんが数え切れないほど軒を並べています。スーパーやデパチカ(デパートの地下食料品売場のこと)に慣れている私達にとっては市場全体が一軒の店のように見えてしまいます。ところが一こま一こま、全部経営者が違い、会計も各店舗ごとに行っています。そんなことはもちろん知るはずもない観光客は、どこかに集中レジがあるんだと思って、商品を持って歩いては別の店で会計をしてしまったりしちゃうから困るのよねー、とある店主はこぼしていました。
 
 画像をご覧になって、わかりづらいかも知れませんが、豚肉は皮付きで売っています。沖縄以外の県で、皮付きの豚肉を普通に売っている所は多分無いのでは?(東京ではアメ横などで中国人向けに販売しているところがありました)日本では、鶏肉は皮付きが普通なのに、豚肉は皮なしが普通ですよね。豚の皮ってどんな味がすると思いますか?ぶたちゃんの姿を想像しちゃってとても食べる気が起きない??それって食わず嫌いの不幸・・って呼んじゃう!(笑)
一回でも皮付きの豚肉を食べてしまったらきっと、皮なしが物足りなくなるはず。それくらい美味しいんですよ、豚肉の皮って。おやつなどで皮だけを調理する事もありますが、大体、三枚肉(バラ肉・ベーコンなどを作る部位)と豚足、腕肉などを皮付きで調理します。
 
 もともと菜食や魚中心の質素な食生活をしていた琉球王国に、中国から沖縄に豚肉が入ってきたのは14世紀頃。中国との交易のお陰です。もちろん戦前まで、庶民にとっては豚肉は高級品で、大切に育てた1頭を1,2軒の家でお正月につぶし、塩漬けにして1年間大切に食べたと言います。今でも沖縄では豚肉が琉球料理の中心にある事が多く、普段の食生活でも無くてはならない食材のひとつでしょう。お楽しみの?豚肉料理については次号で詳しくお話ししましょうねー(^^)。
 


 
◇料理工房・てだこ(^o^) 亭
  http://www.tedakotei.com/

 


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