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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

007号

5.いなむどぅち


さー、だんだんクイズも難しくなって?きましたよ!さあて、何だと思いますか?とても食べ物の名前には見えないですよね(^.^;)。

正解:いな→イノシシのこと。むどぅち→もどき。直訳すると、イノシシもどき。そうなんです、これは味噌仕立ての汁物で、豚肉をイノシシに見立てたという、具だくさんの豚汁のことなんです。豚汁といっても、本土で食べる小さく切った豚肉がころころ、、っていうのとは全く趣は異なり、具である、茹でた豚肉、こんにゃく、椎茸、カマボコ(本土のカマボコとはちょっと違う)などを、大体幅1センチ×長さ5センチくらいの大きさに切ったものがじゃかじゃかと入っています。

だから、それと青菜の和え物とご飯、位で充分お腹いっぱいになるくらいの豚汁なのです。味噌は白味噌。でも京都の白味噌ほどいろは白くなく、「いなむどぅち用白味噌」と明記されて売られているのには感動しました(^.^;)。(本土の感覚で言えば、普通の白味噌中心の合わせ味噌なんですけどね)こんにゃくも「いなむるち用」(いまむるちもいなむどぅちも同じもの。琉球の言葉と日本の言葉は多少発音が違うので、ひらがなでさえ当て字の事が多い)というのは、既にそのサイズに切ってあるもので、これも驚きました。国民食(^.^;)なんですね。思うに、イノシシを食べたくても食べられなかった庶民が考え出した知恵、なのではないかしら?

沖縄は常夏のイメージがありますが、ちゃんと四季があります。まあ、真冬でも10度を切ることはまずないので、冬はないようなものですが、長い夏に体が慣れていると、やはり冬は寒く感じます(^.^;)。特に旧正月の頃が一番寒く、そんな季節にたべる、具だくさんのいなむどぅちは、本当に体の芯まで暖まります。
 


 
◇料理工房・てだこ(^o^) 亭
  http://www.tedakotei.com/

 


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