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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

009号

7.ちむしんじ


謎の料理、ちむしんじ。私はまだこの料理を食べたことがありません!何故か?というのは、これは「しんじむん」といって「煎じ物」という文字が当てはまる、いわゆる食べる薬にあたるものだからです。しかも、この料理を作るのは、沖縄のおばあさん(おかあさん)ですから、沖縄へ嫁いできたわけではない私は、もしかして永遠に食べることが出来ないかも知れないのです(T-T)。
 
ちむ=肝(沖縄では心、と訳す事もある) しんじ=煎じ
 
ですから、ここからは、私の知り合の話を書きます。その知り合いは、東京都出身の男性で、奥さんが沖縄出身。東京で新婚生活を送っていましたが、気がつけば第一子出産の時に里帰りしてから一向に東京へ戻る気配がない妻と、沖縄の妻の実家が居心地良く居着いてしまった彼。これを沖縄の言葉で「ウチナームーク(沖縄婿)」と言いまして、奥さんが沖縄出身者だと、気がつくと夫も沖縄に移住してしまっている、という良くあるパターンがあまりにも頻繁起こるので言葉にもなってしまったという(^.^;)ものです。

そのウチナームークである彼が、風邪を引きました。ちむしんじは、特に風邪を引いたときに作るもので、豚肉の赤身と、レバーをひたすら煮込み、その汁を飲むという物だそうです。スーパーでは肉とレバーがひとかたまりずつ、仲良く1パックに入って「ちむしんじ用」と書いて売っています。煎じ薬ですから、かなり長い時間、エキスを出し切るまで煮込むんでしょうね。想像するにポトフみたいなもんじゃないのかな?美味しそうじゃん。という私に彼は言うのです。「僕が風邪を引いたら、お袋さんが作ってくれて飲めという。それがものすごーーい味で(形容できないそうだ)あまりの味に風邪が治ってしまった。その上、二度とあの、お袋さんのちむしんじだけは死んでも飲みたくないので、絶対に風邪を引かなくなったんだよ」....
 
一体どんな味がするのか興味がある方は、ウチナームークになってみてはいかが(^^)?


 


 
◇料理工房・てだこ(^o^) 亭
  http://www.tedakotei.com/

 


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