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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

010号

8.じゅーしー


じゅーしー、とこれまたわからない単語が登場(^^)。ジュースとか果物は関係ありません。沖縄のじゅーしーは、雑炊が変化した物と言われています。つまり、お粥のような物、または炊き込みご飯をさします。前者のどろっとした方は「ぼろぼろじゅーしー」、後者の炊き込みは「くふぁじゅーしー」と呼んでいます。

ぼろぼろーは、そのまま形状をさしている(^.^;)わけで、沖縄は結構そういう擬音とか見たままそのままが名前とか言葉になっている事があります。

くふぁ、は硬い、と言う意味で、ぼろぼろーが柔らかいじゅーしーに対し、炊き込みの方をくふぁ、と言うわけです。だから、お店でお品書きに「じゅーしー」と書いてあるときは「ぼろぼろー?(尻上がりに発音する)くふぁ?(々)」と聞くと必ずどっちか教えてくれます。ぼろぼろーじゅーしーの場合は、カツオと豚のだしでご飯を煮込み、ヨモギ(フーチバー)を入れた物がポピュラーです。二日酔いの朝はフーチバーぼろぼろジューシー、というお父さんも多いらしい...なんか胃がすっきりしそうですよね(^.^;)。沖縄は今でも医食同源を地でいっている所なので、特に薬膳とかいう風に意識せず、こういう感じでごく普通に食卓に上っているのが面白いです。

また、居酒屋さんなどで出しているいるぼろぼろーじゅーしーには、バターが!入っている事が多いというのもなんかすごいんです。しかも沖縄でバターと言えば、殆どがマーガリン(^.^;)だったりしますが、これはアメリカ世であった名残でしょう。バターフレイバーのついたマーガリン(^.^;)をお粥に入れる・・・でもそれが意外と美味しかったりして(^.^;)。

沖縄そばのお店でじゅーしーと言えば、大抵くふぁの方です。というのは、沖縄そばをおかずにくふぁじゅーしーを食べる人が多いからです。白いご飯も人気ですが、そばをおかずにって言うのがすごいかも知れない・・。(沖縄そばについては煮付けの時に詳しくお話ししましょうね)もちろん私も、お腹がとてもすいているときは、注文します。

くふぁじゅーしーにも、大抵フーチバーが入っていることが多いです。具だくさんのかやくご飯って感じです。茹でた三枚肉、かまぼこ、椎茸などを煮しめてさいの目に切った物と刻んだフーチバーが入っています。炊くときにラードも一緒に入れるのでコクが出て美味しくなります。フーチバーを入れないでその変わりに出来上がったところへ小口切りにした万能ネギなどを散らして出す店もあります。これはそのままおにぎりにしても美味しく、お弁当屋さんでは、じゅーしーおにぎりとして売っています。

フーチバーと言えば、本土ではヨモギ餅っていうイメージで、ご飯に炊き込みなんて思いつきもしませんよね。実際、沖縄ではご飯の他に、魚のおつゆや、山羊汁などにはフーチバーを浮かべたりします。素材の持つ匂いを美味しい香りに変え、血圧を下げる働きをするのだそうです。(実際山羊汁は血圧が上がる位精がつく(^.^;)そうで、フーチバーを一緒に食べることでバランスを取っているようです)フーチバーは一年中畑で栽培されています。丁度、ほうれん草の様に束ねて売られています。

でもやっぱり、東京人である私などからすると、じゅーしーなんかは美味しく思いますが、おつゆにフーチバーが浮いていたりするとちょっと香りがきつく感じますし、沖縄人でも好みが分かれるようで、県民全員がしょっちゅう食べているわけではありません。でも好きな人はもの凄く好きみたいです(^^)。



 


 
◇料理工房・てだこ(^o^) 亭
  http://www.tedakotei.com/

 


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