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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

012号

10.チャンプルー


 沖縄の家庭料理で一番有名なのは?もしかしてチャンプルーではないでしょうか。チャンプルーとは、まぜこぜとか、炒め物とか、いろいろな解釈がされていますが、せっかくですのでここで、正しい定義をお話ししましょう(^^)。
なぁんて、堅苦しい料理では全くないのです。沖縄料理、しかも定番お袋の味、とでも言うのでしょうか。古くから作られている琉球料理とは一線を画した家庭料理なのです。チャンプルーとは、「島豆腐と一緒に炒める料理」のことをさします。(島豆腐=しまどうふ=は沖縄の豆腐のことで普通の豆腐と成分や製造方法が若干が違い、沖縄で豆腐といえば100%島豆腐を指します。)

 例えばゴーヤーチャンプルならゴーヤー(ニガウリ)と豆腐、豚肉、卵などを使った炒め物だし、タマナーチャンプルーはタマナー(キャベツ)が主役だし、マーミナーチャンプルーはマーミナー(モヤシ)が中心。豆腐チャンプルーというまか不思議な?メニューも登場している昨今、チャンプルーの正しい定義も忘れ去られているように思えます。

 もともとの語源はインドネシアあたりらしいとも言われるチャンプルー。長崎の名物チャンポンと発音も見かけ?(上にのっている野菜炒めが)も似ているのもどこかルーツが近い感じもしますね。1年のうち約半年が夏の沖縄。そして子供の数が多く、夫婦共に働いているのが普通の家庭で、手早く、火を使う時間もなるべく短く、そして夏バテしないようにビタミン損失も最低限に抑えるため強火で手早く炒めて作るチャンプルーは、非常に沖縄らしい、賢い料理法だと思います。

 実際沖縄に住んで夏を過ごすとわかるのですが、東京にいた頃のように「今日は暑いし、冷や素麺で軽くすませようか」なんて事をしていたら、あっと言う間に夏バテしてダウンです(^.^;)。元気な沖縄のお年寄りは毎日のようにチャンプルーを食べるそうです。非常に豊富な、ゴーヤーに含まれるビタミンcは加熱しても殆ど残るそうだし、本土の豆腐の数倍の大豆を使って作る沖縄独特の味の濃い島豆腐(しまどうふ)や、茹でた三枚肉、卵などを入れれば、もう何も怖い物がないスーパー・パワーメニューの出来上がり。体調が今ひとつのときに、ゴーヤーチャンプルーを食べると翌日体が軽くなるのがわかります
。医食同源とはまさにこのこと。沖縄ではごく普通にやってのけちゃうんですから、すごいと思います。

 さて、沖縄旅行に来て、その辺の普通の大衆食堂でゴーヤーチャンプルーを注文すると、豚肉ではなく、なんか、不思議な食感の、味の濃い鮮やかなピンク色のソーセージみたいなのが入っている事があります。それが「ポーク」と
呼ばれる物です。次号ではそのポークについてお話ししましょうね(^^)。







 


 
◇料理工房・てだこ(^o^) 亭
  http://www.tedakotei.com/

 


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