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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

014号

番外・ポーク卵【後編】


沖縄の人に圧倒的人気を誇るポークランチョンミート。代表的なのが前回ご紹介した「ポーク卵」という究極シンプル料理。その他にも、ゴーヤーチャンプルーなどの炒め物に、茹でた三枚肉の代わりとしてポークを使う事が非常に多いです。ですから沖縄旅行をして、値段の安い大衆食堂などでチャンプルー料理を注文すればだいたい豚肉ではなく、ポークが入っているでしょう。(豚肉とポークって同じ物だったはずなのに!?沖縄では違うのだ・・・)

そして私もたま〜に食べるのが、「ポークおにぎり」略して「おにポー」。ハワイなどでは「スパムおにぎり」(スパムはアメリカのポークブランド名)という名でコンビニなどで売られています。これはもちろん沖縄からの移民が伝えたらしいのですが、おにぎりにポークをどう入れるのか?!小さく切って混ぜる?それとも梅干しみたいに真ん中に埋めるのかな?と想像しちゃいますよね。残念ながらどれもハズレ!やっぱり1センチぐらいに薄切りにしたポークをフライパンで焼き、なんとご飯で挟むんです!しかもご飯は四角くして、まるでご飯のサンドウイッチ!って感じにします。一緒に挟むのは薄焼き卵。やっぱりポークと卵は好相性!?なんでしょうか。そして外側にノリを巻いて出来上がり。レタスが一緒に挟まっていることもあります。やっぱりおにぎりというよりサンドウイッチの感覚なんでしょうね。不思議な料理です。市場の近くのお総菜やさんなどで売られているので、沖縄観光の時にはぜひ一度食べてみてください(^^)。意外と美味しくてハマるかも(笑)。

最後にもっとも不思議なポーク料理・・これはでも沖縄では普通なので、驚くのは本土出身者だけかも・・。それはポークをみそ汁の具にする!という料理!確かに豚肉の代わりだとすれば、豚汁っていうのがあるから、おかしくはないのでしょうけど・・。沖縄出身の女性が本土で結婚して、最初に作ったみそ汁にウインナソーセージが入っていて、夫がひっくり返った、という笑い話(でも作った本人は真剣)を聞いたことがありますが、妻としては、ポークがないからソーセージで、と思ったに違いありません。私は沖縄に住むようになって、そのことに気づきました。でも長年親しんだ、日本的な味覚では太刀打ちできない!?クロスオーバーな味わいです。日本料理なのに日本料理でない。そんな感覚でしょう。でもそれが今の沖縄の感覚なんです。そのあたりを楽しめると、沖縄の食、ひいては文化をも理解する事は、案外たやすいかもしれません。その土地土地で食べられているものは、必ず裏に歴史があるはずです。そんなことを考えながら、沖縄旅行でもしてみると楽しいと思いますよ(^^)。

 
 




 


 
◇料理工房・てだこ(^o^) 亭
  http://www.tedakotei.com/

 


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