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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

015号

沖縄の汁物1


 今までは豚肉をメインに使ったお料理を主に紹介してきましたが、これからは沖縄の、珍しい郷土料理を色〜々紹介していこうと思っています(^^)。この連載をチェックすれば、沖縄旅行で迷うこと無し!失敗もしない!(ん?失敗って?それは読んでのお楽しみ(^^)。)

 まずは汁物。沖縄の人たちは汁物が大好き!なんですよ。前に紹介したテビチ汁以外の汁物をご紹介します。
 
 前回ポークをみそ汁に入れる・・・と言う話がでてきましたが、沖縄での「みそ汁」についてお話ししましょう。普通本土でみそ汁、と言えば、朝ご飯などに添えられる塗りのお椀に入ったものを想像しますよね。具も、ワカメや豆腐、野菜、貝など旬のものを入れますが、沖縄では殆どの場合、とにかくたくさんの具が入ります。そして、それは大きな丼に入り、添え物ではなくなんと、メインディッシュ!なんですよ。
 
 大衆食堂にはいると、壁にメニューの短冊がずらりと貼ってありますが、その中に「みそ汁」というメニューを発見します。なんと500円。普通みそ汁やご飯といったら、せいぜい200円かそこらですけれども、500円。沖縄は物価が高いのかな?なんて他にゴーヤーチャンプル・同じく500円<これは安く感じるでしょう>も一緒に注文しましょう。あ、ご飯も忘れずに。
 
さて出来上がっておばちゃんが運んできました!ゴーヤーチャンプル山盛りに、ご飯山盛り、お椀に入ったみそ汁もついていて、その他に丼に入った具だくさんのみそ汁に、なんともうひとつ山盛りのご飯が1膳!でてくることになります。つまり大衆食堂ではすべてが定食スタイルなんですね。でもまさか、みそ汁がおかずの一種だなんて思わないですから、大衆食堂では良くこういう風景が見られます。
 
もちろん、愕然としているのは、頼んだ観光客なんですけれども・・(^.^;)。注文をしたとき、おばちゃんなにか一言、言ってくれればこんな事にはならなかったのに!と思うでしょう?おばちゃんは「ああ、こんなに沢山頼んで、きっとお兄さんは遠くから来てお腹がすいているんだね、大盛りにしてあげようねー(^^)」とか考えていて、まさか知らないで頼んでいるなんて、夢にも思わないんですよ(^.^;)。しかも、それを承知で「ご飯は1つで良いからね!」と言ったとしても、やっぱり2つ持って来ちゃうんですよ。なんでかねぇ?!多分「1つ減らしたって値段は一緒だから食べたらいいさぁー」って思うんでしょうか。(沖縄の飲食店では、残した分は大抵お持ち帰りします。残飯がでない、良い習慣です。そして暑いせいか、ばてないように皆さんとてもたくさん食べます。大衆食堂で出される量は、想像よりかなり多いですよ。)

 具だくさんと言っても、どんな具が入っているかというと、前回書いたポークランチョンミート、フダンソウ(小松菜のような葉野菜をざく切りしたもの)、モヤシ、かまぼこ、ニラ、人参、生卵、など、お店や家庭によってさまざまです。本当にそれにご飯があれば立派な一食、になるんです。みそ汁の中でも一番ビックリするのは、魚が1匹丸ごと!入っているおみそ汁でしょうか。魚のサイズも色々ですが、25センチくらいの魚が入っていたこともあります。大きな魚の場合はぶつ切りで入っています。もちろん骨もそのまま、丸ごとです。そういうメニューは「魚汁(さかなじる)」とメニューに書かれている事もあります。主に海産物を扱う大衆食堂で見掛けますが、鮮度がものをいうので、評判を良く聞いてから食べると良いでしょう。
 
私は沖縄本島あちこちを食べ歩いていますが、漁港の近くにある海産物レストラン(沖縄では大抵レストランという名前がついていても立派に食堂だったりします。英語で言っているだけ、という感じ?(^.^;))で食べたらさぞ美味しいと思って注文したら、鮮度が悪く食べられなかった事があります。セリの残り物を使っていたり、生食ではないから多少古くても良いだろう、という感じで出してくる良心的ではないお店も多いので注意が必要です。(観光ガイドブックに載っているお店だったりします)でもそういうところでは大抵1200〜2000円位の値段で、刺身や酢の物、天ぷらなどあれこれついていることが普通です。海沿いの「レストラン」で、鮮度の良い、美味しい魚汁の定食にありつけたときはとても幸せになります(^^)。

 次回は沖縄ならでは!の、珍しい魚を使った魚汁を紹介しましょう(^^)。


 
 




 


 
◇料理工房・てだこ(^o^) 亭
  http://www.tedakotei.com/

 


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