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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

021号

ソーキぶに(ソーキのおつゆ)
 
  ソーキぶに、とは「ソーキ骨」のこと。ソーキとは豚のスペアリブ(あばらあたりの骨と肉)のことで、沖縄では「ソーキそば」のように県民的メニューとして常食されている部位です。沖縄で「ソーキ」というときはそばにのせる、砂糖、しょうゆ、泡盛で煮付けた甘辛いものと、「ソーキ汁」といって澄まし汁仕立ての2種類を指します。

  沖縄では味噌仕立てと澄まし仕立て(吸い物)のおつゆがありますが、ソーキの場合は味噌仕立てにはしません。しつこくなるから?と思いますが、だったらポーク缶詰(注・以前ご紹介済み)入れる方がずっとしつこいと思うのですが(^.^;)そのあたりの感覚は、ちょっと私にはよくわかりません(笑)。

  さてソーキぶに、ですが、合わせる野菜は冬瓜(シブイ)と結び昆布でしょうか。もちろん鰹だしです。大根(デークニ)や人参(チデークニ)がはいることも。家庭や季節によるみたいです。いずれもとろとろに煮込んだ大根や冬瓜とほろりと骨からはずれるソーキは、いつ食べてもほっとする美味しいおつゆです。ソーキの変わりにテビチ(豚の手足)を入れるとテビチ汁(これも以前ご紹介済み)になり、こってりとしたゼラチン質たっぷりのおつゆになります。ソーキの方はさっぱりした印象です。

 普段の家庭料理でもおみそ汁の変わりにお椀に入ったソーキぶにが出されることも多く、お椀の外に積まれていく骨を見ながら「日本広しといえども、お澄ましを食べながらこんなに大きなあばら骨をだしながら食べるお澄ましは沖縄だけだろうな・・」といつも思います。(貝殻や、魚の骨は良くあると思うのですが豚の骨はないでしょうね(^.^;))

 数年前に、ハーブ愛好家の方々のパーティにおよばれしたときごちそうになったソーキぶに。なんだかいつも食べているのと風味がかすかに違います。何だろう?と首を傾げてお代わりを重ねてもわからず作者に聞いてみると、なんと、煮込むときにレモングラスというハーブを少し隠し味に入れているとのこと。なるほど!そういわれてみるとかすかにレモングラスの香りがします。レモングラスといえば、タイ料理のトムヤムクンなどに使われる香りの良い熱帯性ハーブで、沖縄では一年中青々としているので気軽に郷土料理に取り入れて見たのでしょう。なかなかすてきな味わいでした。

 
 




 


 
◇料理工房・てだこ(^o^) 亭
  http://www.tedakotei.com/

 


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