前のページへ戻る
てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

032号

重箱料理とオードブル1  

重箱料理と呼ばれる料理が沖縄にはあります。重箱といえば、お正月のおせち料理を 詰める、あのお重のことですが、沖縄ではお正月だけでなく一年中あの重箱が活躍している不思議な国(^・^)なのです。

沖縄では自分たちの祖先を崇拝するというのが普通なので、旧暦で行うご先祖様がらみの「あの世行事」が1年を通してかなりの数あります。「あの世行事」って私が勝手にそう呼んでいるだけなんですが、「この世行事」に負けてないかそれより多いかも。

「この世行事」は例えば、お正月、成人祝い、誕生会、入学祝い、、などでしょう。
「あの世行事」とは、旧正月(漁業の町では今も旧暦でお正月を祝います)、六日(じゅうるくにちー=旧正月から数えて16日目はあの世のお正月)、 清明祭(しーみーさい=お墓の前に子孫一同集まりご馳走を食べる)、 旧盆(本土の7月のお盆や、月遅れのお盆とは別のスケジュールで毎年旧暦の13日〜15日に行われる、あの世行事最大級のイベント)、、、などなどで、その都度作られるのがその「重箱料理」なのであります。

重箱料理は行事や地域にによって内容が若干変わってきますが、殆ど同じように(私には)見えます(^.^;)。四角い重箱を9等分して、小さな四角が一つの料理。つまり9種類の料理が詰められます。その9種類の代表的な内容は、三枚肉の煮付け、ターンムの唐揚げ、野菜の天ぷら、魚の天ぷら、揚げ豆腐、赤カマボコ、カステラカマボコ、ゴボウの煮付け、結び昆布の煮付け、などです。それらがきれいに切りそろえられ、整然と並べてある様は一種感動を呼びます。

普段わりと物事をきっちりさせない沖縄の人たちでも、ご先祖様にお供えする料理に関しては、一切の妥協を許さず、きっちりとするのを見ていると、ああ、やるときはやるんだな!と内心ニヤリとさせられます。やるときはやる、やらなくても良いときはやらない、そんなライフスタイル、私たちも見習うべきかも(^_-)-☆

そして別の重箱には白いお餅がこれまたみっちり詰められて、そろってお仏壇やお墓にお供えします。そして、お供えしたあと、この世の人たちで(^.^;)頂くわけですが、その際、若い人たちには古くさいレシピの重箱は喜ばれないだろう、という?発想から始まったと想像する「オードブル」というこれまたフシギ料理がココで登場します。

2へ続く






◇料理工房・てだこ(^o^) 亭   
http://www.tedakotei.com/

 

前のページへ 次のページへ

このコーナーは無断転載厳禁です。ご注意下さい

沖縄島通信TOPへ
播州ハムに戻る