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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

033号

重箱料理とオードブル2  

オードブルといえば、フランス料理のフルコースで最初に出てくる前菜のことをさしますよね。季節の食材を巧みに使ったコース料理のスタートにふさわしい心躍る小さな軽い一皿。それがオードブルだと、私はずっと思っていました・・・・しかし、沖縄でオードブルといったら、全く別の料理のことだったのです・・・・。

沖縄でオードブルといったら「オードブル料理」という名前で、直径が40センチ以上の、丸いプラスチック製のしきりのついた容器(中華料理の前菜のように放射状になっている)にずっしりと揚げ物や寿司などが詰め込まれた宴会料理をさすのです。
この頃は本土の仕出し弁当業界でも扱うようになっていますが、私が初めて沖縄に来た1980年代初頭にはまだそう言う物は沖縄にしか無かったように思います。古ぼけた商店のコンクリートの壁に「刺身、弁当、オードブル一切」とかかれた看板を見て「????」と思った記憶があります。(一切、というのは、一切合切の略らしいです)

私が以前手伝ったことのある食堂で旧盆に注文を受けて作っていた巨大オードブルの内容を思い出してみますね。そこでは、冷凍食品を使うことが殆どの他店との差別化かどうかは不明ですが手作りという点がウリで、数日前から準備していました。ゆで卵の肉巻き、エビフライ、ミートボール、魚と野菜の天ぷら、八幡巻き、鶏の唐揚げ、蒲鉾、串カツ、キンカンの甘煮、ターンムの唐揚げ、などでした。約8〜10人前といったところで、6千円位でした。他にも、巻きずしが入ったり、ポークが入ったり、値段によって様々な種類があります。

さてこのオードブルはいったい、どんな場面で食べられるのでしょうか。それは「人が集まるときいつでも」です。前回書いた行事全般、会合、パーティ、、、、ともかく大勢の人が集まるときはまず、オードブルの予約をします。オードブルは殆ど家で作ると言うよりは仕出し屋さんに頼みます。仕出し屋さんといっても、本土でよく食べられる仕出しの幕の内弁当系は殆ど作っておらず、もっぱらお総菜が殆どです。詰まりオードブルはお総菜のてんこ盛り詰め合わせセット、という感じです。

本土の友達はあまりこういうすごい仕出し?を食べる機会がないので、ある年ビーチパーティを開いたときにいくつか作ってもらったら好評でした。みなさんも、大勢だったら旅行中でもチャレンジできるかも。ホテル近くのお店に予約をしておいて、それと飲み物(栄養バランス的には野菜ジュースがオススメ)とおにぎりをもって海や山で食べたら楽しいですよ(^・^)。







◇料理工房・てだこ(^o^) 亭   
http://www.tedakotei.com/

 

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