前のページへ戻る
てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

036号

沖縄のてんぷら  

 前回、あるドライブインレストランで天ぷらそばを注文したら「沖縄そばの上に天ぷらが載っていた」と書きましたが、沖縄には「日本式天ぷら」と「沖縄式天ぷら」の二種類があるのをご存じでしょうか?

 もちろん、沖縄では「沖縄式○○」なんて言わないでそのまま言いますから、私たち移住者や旅行者は大いに混乱します。でもその混乱が楽しいんですけどね(^^)。
沖縄で天ぷらといったら「おやつ」の事です。
沖縄以外の場所で天ぷらといったら普通、食事ですよね。お座敷天ぷら、なんて高級料理としてもあるくらいで、おやつとはほど遠いイメージ。でもその天ぷら自体が全く違う食べ物なんです。日本の天ぷらは説明するまでもなく、からっと揚げた旬の野菜や魚介などを天つゆや塩につけて食べますよね。春の訪れを感じる山菜の天ぷらは私の一年のサイクルで絶対に食べないと気持ちが春になれない!という早春必須アイテムです。

 問題は沖縄の天ぷらです。沖縄の天ぷらはまず、衣が全然違います。ぽってりとした、分厚い衣です。塩味がついています。おまけに町中に天ぷらやさんが点在し、1個がだいたい40円くらい。そして人気の店では並んで買います。揚げたてを手でつまんで食べるのです!しかも歩きながら(笑)。家で食べるときはウスターソースにつけて食べます。
・・・これってまるで、お肉屋さんのコロッケだ!と思いました。でも沖縄ではこれが「正しい天ぷら」なんです。おまけに例えば友達の会社などを訪問する時に手みやげにするんです(!)おやつ時、たぶん一番喜ばれる手みやげかも。

 移住して6年たちますがまだこれを「天ぷら」とは思わないけれど、なかなか美味しいおやつだとおもって時々食べています。
お気に入りの具は、
「アーサ」(ヒトエグサという緑色のわかめの柔らかい感じの海藻)
「もずく」(もずくは酢の物!っていう既成概念を打ち破る美味しさ。
にんじんと一緒にかき揚げにすると美しい)
「ゴーヤー」(輪切りがキュート)
「紅芋」(紫色が鮮やか!)などですが、
他に「イカ」(ソデイカなど)「サカナ」(マグロやカジキなど)等もありますが肉類はありません。
またとてもフシギなのは、揚げたての天ぷらのことを「焼きたての天ぷら」と揚げているおばさん達が言うことです。旅行中、ちょっと小腹がすいたなと思ったら、ぜひ町の天ぷら屋さんを訪ねてみてはいかが?

 







◇料理工房・てだこ(^o^) 亭   
http://www.tedakotei.com/

 

前のページへ 次のページへ

このコーナーは無断転載厳禁です。ご注意下さい

沖縄島通信TOPへ
播州ハムに戻る