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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

039号

台風の時のご飯1 ソーミン

  

冷や素麺が美味しい季節になりました。
子供の頃、お中元で頂いた素麺が箱単位で溜まり、毎日毎日夏休みの昼ご飯は素麺地獄になったこともありますが(^^;)毎日食べても不思議に飽きないんですよね。冷たい料理でも、体を冷やしすぎないために、ショウガを薬味として添えるという昔からの知恵も素晴らしい食べ物です。

さて、沖縄は、今年も暑いです。
昔の沖縄はこんなに暑くなかったよ〜とよく聞きますが、それは東京も同じ事。木々が作る木陰が多かった昔に比べ、地面はほとんど見あたらず、アスファルトで覆われた上に、ビルやマンションが建ち並びクーラーの室外機が24時間フル回転。地球規模の温暖化以外にもこれだけの理由でヒートアイランド現象が日本中の都市部で起きているようです。

ってちょっと話がそれちゃいましたが(^^;)、そんな沖縄でも、素麺は絶大なる人気を誇っています。最近は普通に冷や素麺でも食べることが多いのですが、やはり圧倒的に「炒めて食べる」のが主流のような気がします。

素麺を炒める?っいうのは「え〜!」って感じですけども(^^;)、美味しいんですよ。沖縄では素麺のことを「ソーミン」と呼んでいます。炒め素麺は「ソーミンタシヤー」とか「ソーミンプットゥルー」という料理で、主にラードで炒め、具は青ネギだけ、とか、家庭ではツナ缶、サバ缶などで味を付けます。家それぞれもお袋の味(っていうほどのものではないんですが)があって、「うちは絶対サバ缶」とか「ニラ以外何も入れない」とかいろいろあるようです。

ツナ缶使用のものは沖縄の居酒屋でもよくメニューに載っているので、食べるチャンスも多いのですが、サバ缶使用ってどんなんだろう?とあるお宅(サバ缶派の家)で作ってもらいました。サバの甘辛く醤油で煮付けた缶詰を汁ごと味付けに使い、色は茶色っぽく、味わい深いものでした。

元々台風銀座の沖縄、買い物に行けなかったり、停電になったりと、不便が今でも強いられる事が多いので、ソーミンを始め缶詰類のストックは相当なものです。
(おまけに缶詰大好き県民です(^^;))そして台風の時のご飯は、このソーミンタシヤーと、もう一つ、有名な台風の時のご飯があります。(続く)

※居酒屋や食堂などで「ソーミンチャンプルー」という表記が一般化していますが、チャンプルーというのは、島豆腐と一緒に炒めたもの、という意味なので本来は間違っています。(ソーミンタシヤーに島豆腐は入りません)が、わかりやすいということで広まってしまったようです。

※※近所の公設市場で働くオバァは、私の店で出しているスパゲティのことを「みどりちゃんちのソーミン」と呼びます(^^;)。

 




◇料理工房・てだこ(^o^) 亭   
http://www.tedakotei.com/

 

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