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てだこちゃんイラスト てだこの沖縄島通信

040号

台風の時のご飯2  ヒラヤチー

  

ソーミンタシヤーと、もう一つ沖縄の台風の時に家で作られる代表的な?料理がヒラヤチー」。おそらく「平焼き」という意味だと思いますが、小麦粉を水で溶 いて、フライパンでうすく焼き、青ネギ(ニラ)だけをちらしたもの、です。これもソーミンタシヤーと同じく、家にあるもので、停電時に、ロウソクの火を頼りに簡単に出来るという事で、よくつくられるのだと思います。

が、沖縄の人たちはこのヒラヤチーの話をするときは必ず嬉しそうに「そうそう、台風の時、停電になると必ずお袋がつくってくれたよな〜」と懐かしがります。そして、家族を持った彼らはまた、台風の夜、停電の中で子供達と一緒にロウソクの火を頼りにヒラヤチーを焼くのです(^^)。なんか、そんな話を聞くと、ちょっと沖縄の人たちが羨ましくなっちゃう〜。

そして、これも、ソーミンタシヤーと並んで居酒屋では人気メニュー。チヂミ風、お好み焼き風、もんじゃ風と、アレンジされまくって「こりゃ一体何?」って突っ 込みたくなるようなヒラヤチーも、いっぱいありますが、やはりシンプルなのは「青ネギ(またはニラ)だけ」のヒラヤチーでしょうか。

ヒラヤチーは塩味で、広げたまま食べるのに比べて、同じ小麦粉系の食べ物で「ポーポー」と「チンビン」というまた不思議な名前のお菓子があります。これは特に台風の時とは関係なく、昔からのおやつとして親しまれています。

ポーポーは、小麦粉と重曹を水で溶いてヒラヤチーよりは少し厚めに焼いて、焼き上がったところに油味噌(アンダンスー。甘い豚肉入りのなめ味噌のようなもの。おにぎりに入れる、ご飯のお供)を塗り、クルクルと棒状に巻いたもの。

チンビンは、生地に黒砂糖を入れた甘い種を焼いて、これはただクルクルと巻いたもの。いずれも公設市場近辺のお菓子屋さんで普通に毎日売られています。もともと旧暦の五月四日(こどもの日にあたる)にポーポーを食べる習慣があったようですが、今は家庭で作る人もだいぶ減り、できあいを買うことが多いみたいです。

ヒラヤチーはイカ焼きみたいにスタンドなどで売られているのは見たことがあり ません。あればクレープみたいにスナックとして観光客に人気でるかも?!

 




◇料理工房・てだこ(^o^) 亭   
http://www.tedakotei.com/

 

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