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てだこの沖縄島通信
046号

ぜんざい

  

料理と言うよりはおやつなんですが、沖縄の人は「ぜんざい」が大好きです。
夏の暑い日には、汗をかきながらパーラーや沖縄そば屋さんで、食後にぜんざいを食べる人が急増。冬の間はメニューからはずしているお店も、春くらいからメニューに載せるところも多いようです。

え?ぜんざいって、あの、お汁粉みたいな、暖かい食べ物でしょ?沖縄の夏のメニュー???あ、もしかして、心頭滅却すれば火もまた涼し?で暑い夏にわざと熱々のぜんざいをすすっているとか?

はずれ〜×(*^o^*)/×

実は「沖縄ぜんざい」は、かき氷、なんです!!!!!

ぜんざいの発祥などははっきりわからないようですが、元々沖縄にある「あまがし」という甘味が元になったという説が有力?です。「あまがし」は、緑豆や押し麦などを甘く煮たもので、日本のこどもの日にあたる、ユッカヌヒー(旧暦5月4日)に仏壇にお供えして食べる習慣がありました。現在ではふつうにおやつとして缶詰が売られています。(もちろん家庭でも作ります)

戦後、手に入りにくくなった緑豆などの代わりに、米軍の配給品であったキドニービーンズ(金時豆)で作ったのが現在のぜんさいの始まりとも言われています。日本のぜんざいは小豆ですよね。そのあたりから微妙にずれてくる(^^;)んです。

けれども、何度もお話ししている「ポーク缶詰」などと一緒で、戦後の荒廃した 時期に配給品で食べたアメリカの「濃厚な味」から抜けることは現在でもできていない沖縄の食生活、現在でも、ぜんざいは金時豆と相場は決まっています。

そしてなぜかき氷なのか?というのも、誰も答えられないというか、尋ねても 「沖縄は暑いからさ〜」と一笑に付されるのがオチで、あまがしも冷やして食 べていたからだとは思います。(昔あまがしは、ショウブの葉っぱをスプーン 代わりににして食べたのだそうです。、ショウブの茎をかじるとシナモンのよ うな香りがするので、それを楽しみながらあまがしをすすったそうです。)

私も本の撮影で実際試してみましたが、爽やかで美味しかったです(*^o^*)。 緑豆を使った冷たいデザートはアジア各国で見かける事がありますが、金時豆は やっぱりアメリカの影響でしょう。氷あずきかと思ってぜんざいを食べていると 中からはでっかい金時豆と白玉が出てくるので、なんか不思議な感じです。

そしてこのごろは冬場に「ホットぜんざいあります」の張り紙も見かけます。なんか 逆だろう!と思ってしまうのですが(^^;)、紅茶もアイスティが当たり前の沖縄、 「ホットティ(正しい発音はハッティ)」と言わないと温かい紅茶は出てこない ことも。

・・・やっぱりちょっとフシギですよね(^^;)

 




◇料理工房・てだこ(^o^) 亭   
http://www.tedakotei.com/

 

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