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てだこの沖縄島通信
072号

フー!フー?

 沖縄の家庭料理で私が好きな物、ゴーヤーチャンプルーにナーベーラーンブシー(ヘチマの幼果の味噌煮)、そしてフーチャンプルー!。フーです、フー!フーが大好き!

 チャンプルーは前にお話しした通り、島豆腐と一緒に炒めた料理の事。でもフーチャンプルーには、島豆腐が入ってない事が殆ど。伝統的な料理ではありません。モヤシ、ニラ、玉ねぎ、人参、ツナ、そして卵でとじたフーが入っています。フーって?・・・・麩のことです!

 麩を炒める??しかも卵でとじて???想像が付かないかもしれませんね。沖縄で麩といったら「車麩(くるまぶ)」。車と名が付いていますが、見た目は・・・・巨大なちくわ!?みたいな風貌。直径9センチ、長さ30センチくらいのちくわを想像してみて下さい(笑)。竹の芯が入ってる部分は直径6センチくらいの空洞、ちくわの厚みが2センチくらい。でもって、ちくわの部分の素材をお菓子のカールみたいな素材にして色はモナカの外側の肌色の部分みたいな感じで。そう、スカスカのかるーい感じ。つぶしたらバリバリ割れる位スカスカなんです。ちくわの状態で売られているものや、スライスして輪っかになった状態で売られている物が主です。同じような形の麩を北陸地方で見かけましたが、形が似ているだけで固さは全然違いました。日本の麩はカチコチで、身はびっしり詰まった感じですよね。しかもツナと一緒に野菜炒めに入れないですよね(^^;。

 沖縄のフーは、スカスカなぶん、数分で戻せます。急いで食べたくなっても間に合う戻し時間なのです。戻したとき、食パンを水でふやかした状態を更に薄くした感じです。つまんで持ち上げるとちぎれるくらいスカスカ。鍋物用の京都の丸い麩は、戻すのに一晩かかってビックリ!同じ麩なのに、フシギです。

 さあ、フーチャンプルーを作ってみましょう。まず、フーをバリバリ割って、水に浸して戻しておきます。数分たって完全に戻ったら水をしっかり絞って更に細かくちぎります。そして塩を入れた溶き卵と混ぜて、フライパンで炒めて、取り出しておきます。次に野菜類を炒めて、最後にフーを戻して塩味をつけて出来上がり。簡単で、とっても美味しいチャンプルーです。

 でも、沖縄で気に入っちゃったフーチャンプルーを、お家でも作りたいから、車麩を買って帰ろう!と思うともう、枕みたいなサイズの袋入りしかない(笑)。だって殆ど空気だもの。どうやって割らないで持って帰るのーと思いますがどうせ割って料理するんだから、気にしないで(笑)。とはいっても、カバンから出したお土産の麩がバリバリに割れているってのも、なんか悲しい・・という方には、プレスした車麩も登場していますよ(^・^)。でも・・・・・なんかやっぱりふわふわ感が無くなっているような感じです、、、。どちらをとるかはあなた次第。割れせんべいみたいに、割れフーだけを集めて袋入りにしたお買い得品も見かけましたが、あれも、なんか最初から割れ終わってるってのもねえ(^^;。

 市場ではフーを卸している問屋さんが大量に担いで運んでいるのを良く見かけます。かさばるけど超軽いので、もの凄くたくさんいっぺんに運べます。その姿は、なんか地中海あたりの海綿売りのロバ?を彷彿とさせます。ロバじゃなくてお兄さんが運んでるんですけどね(^^; おおお、と思いますよ。見かけたらラッキー!?!?

 


◇料理工房・てだこ(^o^) 亭   http://www.tedakotei.com/


 

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